糖尿病性腎症

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糖尿病性腎症とは

 

 

 高血糖状態を10〜20年近く放置することで発症する病気が、糖尿病性腎症と言われる病状です。

 

腎臓には、比較的細い血管が集積しているのですが、これらの毛細血管が血糖によるダメージを受けることで、最終的に血液を濾過する糸球体の機能が低下して、腎症が発症すると理解されています。

 

腎臓障害が進行すると腎機能が悪化(糸球体での濾過機能低下)して、腎不全が起こります。

 

腎症によって人工透析療法を受ける患者の原因疾患の1位が糖尿病性腎症であり、毎年3,000名近くの方が人工透析を開始されているのです。

 

糖尿病になって10年以上が経過すると、顕著に糸球体の機能が低下することから、尿より蛋白質が検出される様になります。

 

これが蛋白尿と呼ばれるもので、やがてネフローゼ症候群と呼ばれる低たんぱく血症をたどり、体が浮腫を起こす様になります。

 

糖尿病性神経障害の頁も参照。

 

3大合併症は、メイラード反応と呼ばれるグルコースの毛細血管に対する攻撃が原因となっていますので、網膜や腎臓の様に体の他の部位と比して細い血管が集積する組織がダメージを受けやすくなっています。

 

糖尿病性腎症は、糖尿病がかなり進行してからでないと自覚症状は出現しません。凡そのケースであれば、神経障害を経過することになるのですが、もし浮腫みなどの自覚が有る場合は、糖尿病の可能性も疑って、早期に診断を受けるべきです。

 

腎機能が悪化し腎不全になってしまうと、尿素など人体に有害な物質が蓄積してしまって尿毒症を引き起こすこともあります。

 

腎臓障害になってしまうと週に2回透析療法を実施しなくてはなりません。

 

ですから、血糖値が高いと判断された場合は、早め早めの糖尿病予防が意味を持つのです。